緑化活動

GREENING

伊吹鉱山 緑化の経緯

緑化活動について

鉱業と緑化の関係
滋賀県米原市に位置する伊吹鉱山は、日本百名山のひとつに数えられ霊峰としても名高い伊吹山の南西斜面を採掘区域としています。伊吹鉱山の緑化の歴史はかなり古いですが、これは、長年鉱山に携わってきた先輩方も含め、我々の社会的な使命感によって行われてきたものです。

採掘前の伊吹山

伊吹の白ジャレ
伊吹山の下斜面には崩落がみられます。これは、石灰岩採掘以前からあったもので地元では「白ジャレ」といわれたものです。
この「白ジャレ」部分から採掘が始まりました。

※右の写真は昭和28年に琵琶湖の方向から撮影された伊吹山です。

緑化事業の開始

1971年から採掘跡地の緑化事業に取り組んでいます。これは国内の鉱山において企業自らが緑化に取り組む先駆的な事例であるといわれています。1972年には滋賀県との間で鉱山の緑化を謳った自然環境保護協定を締結しました。

緑化の現状

緑化の開始から40年近くが経過した現在、当時植生した箇所には、草木が自生をはじめ、樹木と呼べるまでに成長している箇所もあります。
伊吹山は地域の人々にとっても心の拠り所であり貴重な観光資源でもあるため、今後とも計画的に緑化を進め、地域環境との共生を図っていきます。

伊吹鉱山 緑化事業の歴史

伊吹鉱山 緑化作業

上部緑化

伊吹鉱山上部では、採掘と緑化を両立するために「ベンチカット採掘法」を採用しています。この方法は、上部から残壁を形成しながら順次下方へ採掘し、同時に緑化を施工する方法で、以下の特徴があります。

下部緑化・オープンシュート緑化

伊吹鉱山下部においては採掘箇所となり得る箇所ではありますが、環境保護及び法面安定化の観点から緑化を実施しています。

2023年度現在、上部緑化面積は127,675m2、下部緑化面積は388,504m2完了しております。